国際連合
第二次大戦を契機として生まれた一般的国際平和機構で、世界の大多数の国を含み、国際社会で重要な機能を果しています。1945年10月24日、国際連合憲章の発効とともに正式に成立し、翌年1月10日から活動を開始しました。本部はニューョーク。組成国は、原加盟国と加入加盟国とに分かれますが、その地位に差異はありません。国連の主要機関は総会、安全保障理事会、経済社会理事会、信託統治理事会、事務局および国際司法裁判所ですが、そのほかに多くの補助機関が付属しています。国連の最も重要な任務は国際の平和および安全の維持ですが、どの機能は主として安全保障理事会および総会によって行われます。友好関係の一般的増進、紛争の平和的解決および平和の破壊、侵略行為、平和に対する脅威に際しての強制行動がこれに含まれます。
その他の任務としては、経済的、社会的国際協力と信託統治があります。経済的、社会的国際協カは、主として総会及びその権威の下に経済社会理事会によって行われます。その他ユネスコ、国際労働機関、その他多くの専門機関と協力することとされます。信託統治については安全保障理事会、総会、信託統治理事会がその任務を行います。国連の諸機関では多数決原理が原則的に採用されていますが、安全保障理事会における五大国の拒否権のように、大国に優越的地位を認めていることも否定できません。国連は発足以来、現在まで、多くの事件を処理してきましたが、その機能では、初期においてはアメリカを中心とする西欧陣営が多数派を占め、その影響力は決定的でした。しかし55年以後、アジア、アフリカ諸国の加入が相次ぎ、これら諸国の発言権も増大し、国際協調の舞台となろうとしています。
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