安全保障理事会

安全保障理事会は国際連合を構成する主要機関の一つで、総会とともに国連で最高の位置にある機関です。信託統治理事会や経済社会理事会のように総会に従属する機関ではなく、15力国で構成され、そのうちの5力国は常任理事国で、アメリガ、ソ連、イギリス、フランス、中国の5大国、他の10力国は任期通常2年、半数交代で、総会によっで選挙されます。国際平和と安全の維持を担当し、その点では総会の同種の機能に優先します。紛争の平和的解決と、平和に対する脅威、その破壊および侵略行為の防止ならびに抑圧を任務としますが、特に集団的安全保障のためには、経済的制裁のほか軍事的制裁も行ないます。手続事項は15カ国中9力国の賛成で、それ以外の実質的事項は5常任理事国を含む9力国の賛否で行われます。5大国中、1国の賛成を欠いても決議が成立しません。これを5大国の拒否権と言います。
緊急安保理事会は緊急の間題で開かれる国連安保理事会のことで、国連憲章上の正式な名称ではありません。キプロス紛争で1963年12月に、イギリスとキプロスが安保理事会を緊急に開くことを要請して以来、この俗称が生まれました。67年5月、中東危機に際して開かれたのもその一つです。しかし憲章上では、安保理事会はいつでも開ける態勢になっているために、特に緊急理事会と呼ぶ理由はありません。この点で総会が時期を定めて開かれるのと異なります。

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