拒否権

拒否権はラテン語の余は禁ずるという意味からきており、元来は国内法上、立法府を通過した議案に対して、君主、大統領などの執行府が同意を拒否しその効力発生を阻止する機能を意味しています。有名になったのは、国連の安全保障理事会における5大国の拒否権によってです。これは国内法の場合といくらか意味が違い、すなわち安全保障理事会は常任理事国たる5大国と他の10力国とにより構成され、一切の実質事項の決定には必ずアメリカ、イギリス、ソ連、フランス、中国の5力国の一致の賛成投票が含まれていなくてはなりません。このように、決定に有効な9票の賛成票が獲得されていて、ある大国の反対がなかったなら決定が成立しえたであろうという場合に、この大国の反対を拒否権の行使と言います。国連の慣行上この大国が複数の国である場合はそれぞれが拒否権を使っえものとみなしています。この表決方式はヤルタ会談で決まったので、ヤルタ方式とも呼ばれます。

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